禁煙すると太る？

禁煙すると太るんじゃないの？というのは多くの人が心配するところです。世間には禁煙すると太るというイメージがあるようで、実際データでは禁煙後8割の人が体重が増加したと答えています。そのため、タバコ＝痩せると思ってダイエットのためにタバコを吸おうとする人がいるほどです。しかし、実際にはタバコに太ったり痩せたりといった変動を促す成分が含まれているわけではありません。多くの場合、禁煙したことによってご飯が美味しくなったり、口さみしくてお菓子などをつい食べてしまったりすることが原因です。また、タバコには確かに食欲を減退させる効果がありますし、中にはおやつを食べたくなった時にタバコを吸うことでごまかしていた、という人もいますから吸っていると太りにくいのは確かかもしれませんが、それは決して健康的なダイエットではありません。タバコを吸うことによって太らないとはいえ、肌の老化が進むなど美容の面でも決して無視できない影響がでているのです。

タバコを吸いながら痩せるよりは、少々太っても禁煙したほうが健康的だということはわかっていても、やはり太るのは嫌なもの。太らずに禁煙したい人は、「太るかもしれない」ということを常に頭の隅に置きながら禁煙してみてください。はじめの禁断症状が辛い期間はある程度好きなものを食べないとストレスが二重に溜まってしまうので食べても良いかもしれませんが、何ヵ月もそんな生活をしているとかなり太ってしまう可能性があります。口さみしくてお菓子を食べてしまうのならば、ノンシュガーのガムのボトルを常に手元に置いておいたり、朝昼はしっかり食べても夜は控えめにするなど、太らない生活を意識しながら禁煙をするのがおすすめです。食後にタバコを吸っていた人の中には、タバコを吸わないと食べ終わった気がしないと言ってダラダラお菓子を食べてしまったりすることもすくなくありません。そんな人は、食べたらすぐに歯磨きをするなど、食べ終わったことを脳に伝える別の方法を身に付けることも大切です。