禁煙成功への道

実践・禁煙への道

禁煙するには、さまざまな方法があって、人によって選ぶ方法は異なります。もちろん今日からタバコは吸わないと自分で決めて意志の力だけで止める人もいますし、それはそれで素晴らしいことなのですが、多くの人にとってタバコはそれほど簡単にやめられるものではありません。依存性のあるニコチンが体に残っているため禁断症状を感じる人がほとんどですし、朝起きてとりあえず一服していた人は禁煙するといつまでも寝起きのような気がしてスッキリしないといいます。タバコは依存性がある上、吸うのが習慣になってしまっているためやめるのが難しいのです。そこで、世の中にはさまざまな禁煙法や禁煙グッズが出回っており、そういったものを利用しながら禁煙していくのもおすすめです。

たとえば、禁断症状が最も辛い禁煙後数日の間はガムを噛んだり、ニコチンパッチや禁煙パイポなど市販の禁煙グッズを使ってみたりするのもよいでしょう。禁煙アプリの活用やインターネット禁煙マラソンに参加してみるのも禁煙を継続させるためには有効です。自分だけが辛いのではなく、一緒に頑張っている仲間がいると思うことで乗り切れることもあります。禁煙が辛いのはニコチンが抜けるまでの初めの3日間と、タバコを吸いたいという衝動に襲われ続ける1か月間、ふとしたときに吸いそうになる1年間です。実際には1年の禁煙成功率というのは決して高くはないので、失敗してもあきらめない気持ちや、魔が差して1本吸ってしまっても禁煙を続ける意志が大切になります。もちろんいろいろな禁煙法を順番に試してもいいし、たくさんの方法を同時に行うのも有効です。禁煙グッズをいろいろ試してみれば自分に合った方法見つかるかもしれません。それでもなかなか上手くいかないという人や、誰かのサポートを受けながら禁煙するほうがいいという人は、禁煙外来のある病院を探して受診するのがおすすめです。最近は、飲み薬で禁煙できるケースが増えてきており、禁煙外来の成功率はかなり高くなっています。