禁煙成功への道

ストレスと喫煙

タバコがやめられない原因の一つに、ストレスという問題があります。タバコにまつわるストレスには二つの種類があって、ストレスが溜まった時にタバコを吸う習慣がついている場合と、タバコをやめようとした時に吸うのを我慢してストレスが溜まってしまう場合です。いずれの場合も、タバコに頼らない上手なストレス解消の方法が求められます。仕事などでストレスが溜まった時にタバコをつい吸ってしまうという人は多いでしょう。タバコを吸うとちょっとスッとするというのが、喫煙者の主張です。もちろん、仕事上のストレスはもちろん、対人関係などで感じるストレスは辛いものですし、ストレスが原因で別の病気を引き起こしてしまうこともあるのでストレスの解消は大切です。しかし、考えてみればタバコを吸うことでちょっとした気分転換にはなるかもしれませんが、本当にストレスが解消されているわけではありません。一服した後は、ストレスの原因が待ち構えている職場に戻らなければなりませんし、そこで再び同じストレスを感じてしまうわけです。それならば、ストレスの原因を取り除く努力をしたほうが合理的というもの。気分転換の方法はタバコでなくてもいいということになります。コーヒーを飲んだり、ちょっとおしゃべりをしたり、散歩に出たりといった方法でも気分転換はできるのではないでしょうか。ストレスをタバコを吸うことの言い訳に使ってはいませんか?難しいのは、お互いにタバコを吸いながらコニュニケーションを取ることで円滑に話が進むという場合です。こうした場合にはなかなか禁煙に踏み切りにくいものですが、禁煙を話題にするなど、工夫しながら禁煙を進めていきましょう。禁煙するときの禁断症状でイライラしてそれがストレスになるという場合は、とりあえずその期間は何か他のもので口さみしいのを紛らわせるなどして乗り切るしかありません。タバコを吸いたくなったらガムや水などを口にするのもひとつの方法です。禁断症状によるストレスは辛いものですが、決して永遠に続くものではありません。期間がすぎれば収まるものだと思って乗り切ってください。