SNSを利用してみんなで禁煙

SNSとは、人と人とのつながりをサポートするＷｅｂサービスで、日本ではmixiやTwitter、Facebookなどが有名です。スマートフォンの普及などによって手軽に利用できることから、多くの人が利用したことがあるのではないでしょうか。以前はWeb上のつながりなんて、といった見られ方も多かったSNSですが、東日本大震災の時に情報源として大きく役立ったことから一気にその社会的地位を高めたようにも感じられます。こうしたSNSでは、登録者どうしてある程度コミュニティを作ってやり取りをすることができ、禁煙を目指す人たちのコニュミティも少なくありません。

SNSの禁煙コミュニティの目的は、一緒に禁煙を頑張ろうというものです。禁煙はもちろん一人でもできますが、仲間がいて励ましあったほうがより成功率があがります。たとえば、数年前にイギリスの研究者が禁煙中に励ましのSMSを送り続けたグループは、送らなかったグループの倍の確率で禁煙に成功したという実験結果を発表して話題になりました。つまり、人は誰かに気にかけてもらって、励まされ続けることによって禁煙を続けられる確率が高まるのです。SNSの禁煙コミュニティはこれをお互いに行っているのと同じこと。むしろ一緒に禁煙を頑張る仲間でありライバルであるわけですから、より心に響くのではないでしょうか。特に明確にグループやメーリングリストなどで仲間を作らなくても、TwitterやFacebookで禁煙に興味を持っている人や頑張っている人にコンタクトを取ることで、刺激を受けることもできるでしょう。禁煙を支援するサイトでは、多くの場合掲示板などが設けられていて、禁煙の進行状況や感じたことなどを書き込めるようになっています。禁煙サイトが運営するSNSもありますので、そうしたところに参加するのもひとつの方法です。禁煙による禁断症状が辛いときには、自分だけが辛い思いをしているような気分になりがちですがこうしたSNSに参加することでみんなで頑張っているという意識になって、禁煙が続けられることもあります。禁煙をするのならば、こうしたSNSに参加してみるのもおすすめです。